ボツリヌス治療とは
歯科医院で行うボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌が生産するボツリヌストキシンと呼ばれる毒素を取り除いて抽出されたA型ボツリヌス毒素のタンパク質成分のお薬を過度に緊張している筋肉に注射することで、一時的に緊張をほぐす治療法です。
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ボツリヌス治療
歯ぎしり・食いしばりチェック
歯ぎしりや食いしばりはほとんどの方に自覚症状がなく歯科医院などで指摘されて初めて気づく方もいらっしゃいます。
「もしかしたら・・・」と不安に思われている方はぜひセルフチェックを行ってみてください。
- 寝ているときに歯ぎしりをしていると家族に指摘されたことがある。
- 朝起きた時に口の周辺が疲れている・熟睡できていないようなダルさがある。
- 歯のすり減りが大きい。
- 詰め物や被せものが外れやすい。
- 歯がしみる。
- 片頭痛・肩こりがきになる。
- 口が開きにくい・開けると痛い。
さて...あてはまるものはありましたか？あった場合知らないうちに歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。 不安になった方や気になった方はぜひお気軽にご相談ください。
使用製剤について
当医院では、韓国のメディトックス社が開発し、アメリカのアラガン社が販売しているボツリヌストキシン製剤”イノトックス（INNOTOX®）”を使用しています。
イノトックス（INNOTOX®）は液状型製剤のため、通常ボツリヌストキシン製剤は粉末状になっているため、食塩水で薄め（希釈）使用します。それに対し、イノトックス（INNOTOX®）は希釈する必要がないため、濃度のばらつきが生じにくく、希釈時の細菌感染のリスクを抑えることができるメリットがあります。
さらに、イノトックス（INNOTOX®）は動物性由来物質やヒト血清アルブミンを完全に排除した製剤になるため、ヒト血清アルブミンに対する副作用である「発熱・低血圧・呼吸困難・皮膚炎・蕁麻疹」などの発生を抑えることができます。
歯科医院での治療メリット
歯科医院でのボツリヌス治療は美容目的ではなく治療目的として行います。
- 歯ぎしり・食いしばりの改善
- 顎関節症の改善
- 歯ぎしりが原因の歯周病治療の原因除去
- ガミースマイルの改善
- オトガイ（顎の梅干し皺）の改善
- 施術時間が数分程度で済む
- 細い注射針を使用するため痛みが刺入時に痛みが生じにくい
上記に加え美容の相乗効果がみられる場合があります。
- 口周りのシワの改善
- エラのハリが目立たなくなる
- 咬筋の緩和による肩こりや頭痛の改善・小顔効果
ボツリヌス治療デメリット
- 保険適用外の自由診療となります。
- 刺入部に青あざができることがあります。（数日で消えます）
- 効果をさらに出したくても、基本的に投与してから2か月ほどは抗体生産防止のため３ヶ月以内の再投与が不可能です。
- 効果の持続力には個人差がありますが、持続力が4～6か月が概ね目安になっているため1度の治療で永久的な効果があるわけではありません。（定期的に治療を行うことで効果の維持と改善が顕著になり、持続時間が長くなる傾向もあります。）
ボツリヌス治療当日の流れ
ボツリヌス治療の注意事項
～ボツリヌス治療の注意事項～
- 妊娠する可能性がある方はボツリヌス治療中、最終投与後2回の月経が終わるまで避妊をしてください。
- 男性の方はボツリヌス治療中または最終投与後、少なくとも3ヶ月は避妊をしてください。
- 治療後3日ほどは注入部位へのマッサージはお控えください。
- ボツリヌスは熱に弱いため、治療後当日は入浴・サウナは避けシャワーのみにしてください。
- アルコールの摂取は血行が良くなり、赤みや内出血の原因となるため当日の飲酒は控えてください。
- イノトックスを投与後、最初の1週間ほどは患部が重いだるいなどの症状を感じることがありますが、時間経過とともに消えていきます。
- 持病がある方、服薬中のお薬がある方は医師に申し出てください。
ボツリヌス治療金額
自由診療となります。
ボツリヌス治療Q＆A
